米ぬかの食品検査、結果出る!
何のために食品検査が必要なの?
ほほほでは、農薬・化学肥料・除草剤を使用せず育てたお米から米ぬかを生産し、
販売しております。
ほとんどの場合、ぬか床としての利用が主だとは考えられますが、
食品に触れるものであることから、加工品として位置づけられ、
消費期限の設定が義務付けられています。
今回の検査目的は、宮崎県の公的機関に検査を依頼し、
消費期限の設定にかかわる根拠を把握することです。
結果はっぴょぉぉぉ!!
まずは、結果をご覧ください。
ばばーんっ!!
一般生菌数370万/g、170万、270万、、、
いかにも大きな数字が出てはいるが、これは多いのかどうなのか。
一方、大腸菌は陰性ということから、問題はなさそうではある。
ということで、恐る恐る検査機関である宮崎県公衆衛生センターに問い合わせてみることに。
検査結果についての考察
公衆衛生センター検査院からのコメントをまとめると、
そもそも米ぬかには、菌類が多く存在しており、
1,000万や2,000万というオーダーでなければ、さほど問題ではないと考える。
また、時間経過による菌の増加傾向も確認できないことから、
脱気し冷蔵保存すれば、食品としての品質は維持されると考えられる。
とのこと。
よかった、よかった。
念のため、食品に詳しい野菜ソムリエの方にも協力を依頼し、
脱気した当店の米ぬかを、宮崎県の温暖な常温下で一か月以上放置してもらい、
その経時変化を観察してもらいました。
その結果、見た目やにおいなど、目立った変化はなく、
大きな品質の劣化は確認できなかったようです。
どうしても心配な方は、冷凍保存をすれば品質は維持されるものの、
有用な菌まで死滅してしまう可能性があるため、
使用目的に合った保存方法をご検討いただければなと思います。
まとめ
消費期限を設定する必要があるため、
これらの検査結果、実験結果をもとに、
生産後「冷蔵保存で一か月」と表示させていただきます。
また、これは直接口に入れる場合の消費期限であって、
ぬか床や美容目的でご使用の際はこの限りではありません。
その場合は特に期限は設定しませんので、
用途や目的に合わせた保存方法を選択していただき、
それぞれの判断で消費ください。
いずれにせよ、お手元に届き次第ご利用いただくことが最善だと考えますので、
できたての米ぬかの力を最大限活かして頂くと幸いです。